『ゼラニウム』(堀江敏幸 作)

『ゼラニウム』(堀江敏幸 作)を読みました。私の印象:○
この人が性的ないろいろを書いたらどんなんやろーと思ってたら、書いてた。意外と猥雑な感じだった。……いや今思うと意外でもないのかな。それよりこの衒学的なとこが鼻についたのかしら。
とりあえず「さくらんぼのある家」がすごくよかった。そこで梶井基次郎しかも仏訳とか反則! 反則! くそうときめいちゃうじゃないか~。手という器官は確かにエロティック(な場合もある)よね、うん。
あと別のとこでつるぺた好きという人が出てきたのが個人的に嬉しかった……もうすっかり現役を退いてそのへんの機微とは無縁だけども、今でもやっぱりそういう人がいないではないと知るとほっとしちゃうんだよ。