『アースダイバー』(中沢新一 著)

『アースダイバー』(中沢新一 著)を読みました。私の印象:◎

「東京の無意識を探るスピリチュアルな旅へ!
縄文の夢、江戸の記憶……。太古の聖地にはタワーが聳え、沼は歓楽街へと姿を変えた。地下を流動するエネルギーとこの街の見えない構造を探る神話的精神の冒険! 」(amazonより)
おもしろかった……!! 「ほぼ日」で概要は読んでたけど、ちゃんとまたおもしろかった。これは幸せな見方だ、これが真実ならどんなに良いだろう。真実? どうなん? それこそMビルのような波は加速度的にあの街を覆っているんではないの、という懐疑や諦めを私は捨てられない。彼の言うような縄文的感受性は私たちの無意識のどこかに今もあるのだろうか。あるならいいなあ。地元をアースダイビングした本とかサイトとかないかしら。
ただどこから意見なのかどこから資料的事実なのかがよくわからない。「サッ」という音の話が繰り返されてるけど参考文献にもそれらしい本はないし。あと中国の皇帝の力は天から与えられるもので龍とは対立的な位置にある、てあたりとか(だってじゃあ中国の皇帝の服や持ち物になんでしばしば龍が登場するのか)、筆者には自明のことでも一つぐらいソース欲しいよ。
私は東京をもっと「乾いた」街だと思っていたんだな。資本主義は直線的、一方向的。なのに東京は円環的。皇居という「空っぽ」を真ん中に。ふーん。今の私で、もう一度住んでみたい。
「シャグチ」は「ミシャグチ」と同じ? なら、『日本人の死生観』にもでてきた、そこでは「シャグチ=赤蛇」と読んでた。アースダイバーではどう読んでたか、返す前に確かチェックしたのに書いてない。どうだっけ?