『西の善き魔女』(荻原規子 作)

『西の善き魔女』(荻原規子 作)を読みました。私の印象:△
ナルニアっぽーい指輪っぽーいと地図を見ながら読んでいたら、最後はSFじみてきて驚いた。清水玲子を思い出した、竜の眠る星。そういえばもう一つの神話っていう短編もあったなあ。この女性性が支配する世界観というのはたいそう荻原的なのかも。
フィリエルは遠子だな。私はアデイルがすき。2巻の最後でユーシス様にルーネットをさらわせる場面が好き。2巻は新本格に時々出てくるあり得ないお嬢学校みたいで(なんとなく後宮小説も思わせて)楽しかった。あとは5巻でユニコーンに乗って駆けつける場面も好き。レアンドラと渡り合ったあとお兄様に可憐に微笑むあたりとてもかっこいい、未知やすえのようにかっこいい。
後から4巻を読んで、5巻がだいぶ納得できるようになった。
確かにこれはノベルスらしいお話かもしれないけど、私はこの挿絵とこのあとがきはない方が良いと思う。あとバードは偏在じゃなくて遍在だと思う。