『ともしびをかかげて』(ローズマリ・サトクリフ 作)

『ともしびをかかげて』(ローズマリ・サトクリフ 作、猪熊葉子 訳)を読みました。私の印象:◎
今回三作続けて読んだけど、これが一番重かった~。と同時に、一番深く深く心にひびいた。
主人公は三作の中でずばぬけて孤独、物語冒頭で受ける傷のせいで自ら幾重にも孤独を背負い込んでしまっている。でもそれだけに、人を許し家族と心を通い合わせていく過程には打たれた。自分の誇りや信じるものを大切にすることが、独りの彼を支えたんだろう。ってーこう書くとすごい説教じみてるけど、本当にそう思ったんよ。ああ今なら私読書感想文書けるわ! めざせ文部大臣賞!
今回も登場人物の深みとその織りなす重層的な物語世界がすてきでした。ニンニアス神父とネスがよいです! うまくできてるなあー。ごちそうさまでした。