08/02/08(あいかわらず)

しつこくナルニアにいる。映画は全体的にうまくまとまってて良いと思う。原作をなぞることも子どもへの配慮も、映画としての細かなこだわりもおもしろさも、どれもそれぞれにきちんと満たしてあって、バランスのとれた良作ではないかなと。ただ、そうしてあくが薄い分、ガツンと魂をひっこぬかれるようなパワーには欠ける。うっひょほおーっっとアドレナリンまみれになれない。そしてやっぱりやっぱりどーうしても、ロードオブザリングと比べてしまうんだよ~……。4人で道の下に隠れるとか平原で騎馬バトルとか援軍到着とか、似た表現があまりにも多いしさ。そしてそうなるとどうしてもどうしてもやっぱり見劣りしてしまう。憑かれて作ったものこそが人の心を動かすと私はつねづね思ってるのだけど、指輪には充溢するその感じがナルニアにはない。かなり良品なだけに残念だ。残念だ。なんかこうもっと全く別の路線はなかったんかなあ。あとピーター役の子はちょっと神経細すぎないか! 野営地でアスランと話す場面で、剣のつかをずーっともじもじもじもじもじもじもじ触ってるのがさあ……アンタそんなんじゃ一の王になれないよ! コメンタリーでも「頭が動く」とか、「緊張で過呼吸に」とか~あああああ一の王なのに一の王なのに一の王なのに。てか誰か言ってやれよ。他の子どもたちは良いと思った、エドマンドが特に。スーザンはもちょっと馬鹿っぽい方が『さいごの戦い』的にはよかった気もするけど。アスランはあんなにふつうのライオンな訳がない。ビーバーたちはあんなにアメリカンな訳がない。